収納スペースはデッドスペースを見逃さない
狭小住宅はその名称の通り、狭い土地に建てるスモールハウスであるため、日常生活で使用できる室内の空間も、狭くなりがちなのが一般的です。ただし間取りの設計をあらかじめ工夫することで、単に広く見せるだけでなく、実際に室内を広々と快適に使用することが可能になります。例えば何かと室内の空間を消費しがちな、収納スペースの間取りにおいては、デッドスペースを見逃さないのがポイント。階段下やキッチンカウンター下あるいはトイレの天井部分のように、ちょっとしたデッドスペースを収納用にしておけば、その分だけ部屋を広く使用できる上、室内をスッキリ見せることも可能です。
小さい子どものいる家庭ならば中2階や中3階の空間を
小さい子どもがいる家庭の場合、狭小住宅では子供部屋を作る余裕がないケースもあるでしょう。そんな場合にはロフトやスキップフロアのように、中2階や中3階の空間を設けることで、子どもが活用できる空間を増やすことも、問題解決に有効な選択肢の1つです。小さい子どものうちであれば、多少は狭いロフトやスキップフロアでも、十分に遊びの場として使用できるでしょう。
余裕があれば地下室も検討する
狭い土地を有効活用するにあたっては、建物の高さを延ばす以外にも方法はあります。もし土地や予算に余裕があれば、地下室を作ることを検討してみてください。そこを収納スペースにするのもよいですが、例えば他の部屋では楽器の音漏れが心配なら、演奏スペースにすることも可能です。自分たちのライフスタイルを考えながら、上手に活用できるスペースにしましょう。
狭小住宅には定義されるようなものはないものの、15坪(50平米)以下の土地に建てられた住宅のこと指します。